こんにちは。S&Tの上村です。先日のArts meet Okitamaを見ていてもそうですが、最近は地方の作家もかなりハイレベルになってきているなぁと感じているところです。また、皆さんよく勉強していて本当に素晴らしい作品が続々出ていて嬉しくなっています\(^o^)/
先日も少しお話ししましたが、残念なのが作家の成熟に市場や環境が追いついていないことです。展示の仕方(先日の展示は明らかにアートがわからない人が適当に飾った感じでした^^;)もそうですし、見る側のアートを気軽に手元において楽しもうという意識もまだまだ希薄です。このままでは、せっかく良い作家さんがたくさん出てきても結局潰れてしまうか海外に出て行ってしまうなぁと感じています。
もっともっと頑張ってアートを気軽に購入する文化を根付かせていかないとと気持ちを引き締めているところです。
そんな中各地の美術館さんも色々頑張ってくれています。そんな展示会も皆さん是非ご覧くださいね。
今日ご紹介するのは私の住んでいるお隣宮城県の展示会情報です。
『アートみやぎ2019』という展示です。これは地域に根ざした美術館活動のひとつとして行っている展覧会で今回で5回目を迎えるそうです。宮城県内に在住または出身の作家さんで近年目覚ましい活動をしている作家さんの作品を展示し、地元宮城県をめぐる美術の状況を報告する展示になります。
素晴らしいコンセプトの展示だと思います。こういう地元に根ざした展示を行うことで、地元に住んでいる人の意識も変わってくれることを期待したいと思います。かといって、地元のなんちゃってアーティストの展示をしていてはダメだと思いますが(⌒-⌒; )
この宮城の展示はきちんと素晴らしい作家さんを紹介されていると思います。また、野球やサッカーファンが地元のチームだから応援しようという心理で地元チームびいきするのと同様に、アートも地元出身のアーティストが頑張っているのだからそのアーティストを応援しようという気持ちになってくれるといいなぁと思います。そこを突破口にどんどんアートに興味を持つ人が増えてくれることを期待したいと思います。
ドンドン妄想は膨らみますが、この宮城の展示のような企画展がもっともっと盛り上がりを見せていけば良いなぁと個人的に応援しています。
この展示は宮城県美術館にて4月7日までやっています。皆さん是非足を運んでみてくださいね。
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20190223-s01-01.html