こんにちは。S&Tの上村です。6月はアメリカをはじめとして、世界各地で「プライド月間(Pride Month)」とされ、LGBTQ+の権利について啓発を促すさまざまなイベントが開催されています。レインボーフラッグはその象徴として用いられます。現在ではファッションにレインボーカラーを取り入れたりと様々な形でその意志を反映しています。

「プライド月間(Pride Month)」については詳しくはここでは書きませんが、このレインボーカラーのそれぞれの色には意味があること皆さん知っていましたか?

そもそもこのプライドを象徴するレインボーフラッグはゲイのための人権活動家で退役軍人、アーティストであり、自称「ゲイのベッツィー・ロス」のギルバート・ベイカー(Gilbert Baker)氏が考案しました。

元々の旗は8色でしたが、それぞれの色には以下のような意味が込められていました。

ピンク:sexuality (セクシャリティ)
赤:life (生命)
橙:healing (癒し)
黄:sunlight (太陽)
緑:nature (自然)
ターコイズ:magic/art (魔術 / 芸術)
藍:serenity/harmony (平穏 / 調和)
紫:spirit (精神)

その後、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色になりました。その理由は特定の性のあり方が排除されたからという理由ではなく、単に減った2色の布が手頃な値段で買えなかったからという理由です。

近年は、あらゆる人種を受け入れ、HIV/エイズへの理解を反映するため黒と茶が含まれることもあるそうです。

近年は大規模化し商業化しているそうですが・・・(⌒-⌒; )

にしても抗議の形もおしゃれですね。

というわけで本日の1枚です。お問い合わせはS&Tまで。

Julile I, Parktown, Johannesburg, 2016. From the series Somnyama Ngonyama

1972年生まれのZanele Muholiは南アフリカの社会活動家であり、ビジュアルアーティストです。黒人女性の立場でレズビアンであることを表明している彼女は、芸術活動を通じ、社会的な意識変革を目指した運動を積極的に展開してきました。「黒き雌ライオン、万歳」は、さまざまな日用品を装飾品のようにまとい撮影したセルフポートレート作品のシリーズです。自身にほどこした演出には、黒人女性たちがたどってきた歴史や現状が示されています。

彼女の作品に出てくる人たちの目は常に訴えるような目で見るものを見つめ返します。そして時折うつろにも見えるその表情は一体何を思っているのでしょうか?