こんにちは。S&Tの上村です。先日スコットランドの骨董商の家族が1つの古いチェスの駒をサザビーズに鑑定依頼したところ、100万ポンド(約1億3600万円)の値がついてもおかしくない貴重な歴史的遺物であることが分かったんだそうです!!!

「セイウチの牙の、兵士をかたどったチェス駒」/Courtesy of Sotheby’s

サザビーズによるとこの駒は「ルイス島のチェス駒」と呼ばれる中世起源のチェス駒の1つだそうです。1831年にスコットランド北西部アウター・ヘブリディーズのルイス島で見つかった93個の駒と同種のものだという。既存の93個のうち82個はロンドンの大英博物館が、11個はスコットランド・エディンバラの国立博物館がそれぞれ収蔵しています。

今回発見されたものが94個目というわけです。

亡くなった骨董商の家族によると、骨董商自身はその歴史的価値には気づいていなかったそうです。それもそのはずで、この骨董商はこの駒をわずか5ポンド(約690円)で購入したんだそうですよ。(⌒-⌒; )

その娘さんが目利きだった!その駒に施された精巧な彫刻や独特のたたずまいをいたく気に入っていた為、丁寧に包装したうえで保管していたんだそうです。いくら気に入ったとはいえ、まさか100万ポンドも価値があるとは思っていなかったのでしょうね。保管場所は引き出しでした。(笑)

この駒は7月2日ロンドンで競売にかけられるそうですよ。ちょっと結果が気になりますよね。

アートでは時々こういう話が出てきます。これもアートの魅力の一つと言えるでしょう。皆さんのお家にもお宝が眠っているかもしれませんよ。こんな夢のような話が現実になるかもしれません。