山形県高畠町の絵画・アート作品の販売

辺藝

「辺藝」-ここで育てる- 2022

『辺藝』は純粋な現代アートのイベントです。地域おこしのためのアートのイベントではありません。米沢の信夫町をお借りして各所に作品を展示します。

『僕たちは、アートの本質を探求し、伝えたい。』という想いから『辺藝』プロジェクトは始まりました。

絵や工芸などはあくまでも物。作品を作ったからといって自動的にアートになるわけではありません。鑑賞する人が作品から発信された情報を受け取って、何らかの感情が湧きあがった時、その物と鑑賞者との関係性を「アート」と呼びます。

みなさんは一つの芸術作品を前にして動けなくなる、そんな体験をしたことがありますか?

私は、ゲルハルト・リヒターの初期の作品をドイツで初めて目の前にした時は衝撃でした。頭では油絵だと分かっていても、キャンバスに描かれたその絵は写真さえも超えるリアリズムがあり、訳もわからず立ち尽くしました。

私の周りのアート好きに聞くと、作家や作品は様々でも皆さん同じような体験があるようです。

『辺藝 ~ここで育てる~』では、ほんの小さなイベントでありながら、有名、無名に関わらずハッと息を呑むような芸術作品と出会っていただけたらと思います。

ただし、ここからがアートの本当の面白さ。

実はアート作品は購入して初めて理解できるのです。様々な作品と出会い、見て感動しただけでは、まだ入り口に立っただけにすぎないのです。現に前述した“私が立ち尽くした体験のある作品”がどんなものだったかを思い出そうとしても、どんな作品だったか覚えていません。その程度なのです。

最近コレクターになった方はこんなことを言っています。

『初めてのアート作品を見た時に「こんなにも美しいものが世の中にあって、しかも購入できるなんて!」と驚き、手元に置いてみたいという欲求に駆られて、最初の1品を購入しました。しかし、手元に置いて初めて自分がわかっていなかったことに気がつきました。作品の説明を聞き理解できたつもりでしたが、毎日眺めているうちに、作家さんの目を通して作品を見て、言語化できない共感をおぼえました。』

さらに、「そんな感情が自分にもあったんだ」と嬉しかったそうです。そして、他の作品はどうなんだろう?と思うたびに欲しくなり、あっという間にコレクションが増えていったということでした。

最後に「今は一流の作品に日常的に触れる事ができる環境にあります。その影響なのか、例えば仕事上で今まで大事だと思っていた事が実は本質とずれていることに気がついたりして軌道修正に苦心しています」とおっしゃっていました。

これこそがアートの本質じゃないかと思います。

『辺藝』ではインスタレーションなどの作品でも、その作品に至る着想や過程が分かるドローイングなどを購入できるものもあります。

もっとアートの本当の面白さをご堪能していただきたい。またアートを身近に感じられたり、所有する喜びを体験できたりする試みも準備しておりますので、ぜひ多くのみなさんに芸術作品の本質を体感していただければと思います。

この小さな小さなイベントがやがて波紋のように広がり、ヴェネチアビエンナーレ、あるいはサロンのように、豊かな芸術が生まれる場に育ってくれればという想いをこめて。

辺境のこの地から、今始まります。


日程

日にち 2022年9月17日(土) – 25日(日)
時 間 10:00 – 18:00
場 所 山形県米沢市信夫町周辺
受 付/お問合せ S&T、スタジオ八百萬

参加アーティスト

青木みのり
alfonatski
石川琢弥
石塚由美子
田賀陽介
平野千明
and more…

展示協力

シャトレー / ナカヤママート / moto808

展示マップ

A 総合案内・スタジオ八百萬(案内、室内展示、販売など) 
B 飲食広場
c1,c2,c3 田賀陽介
海も山も川も町も人も絶えず変化し続けている。人は常に移りゆくものの中で景色を意識している。 景色は常に人の修復し続ける作業によってもたらされる。辺藝における作業は、修復する(修景)作業 を重ねてきた虚いに、何を得、何から逃れようとしているのか、を見極め定着を試みる作業です。 

d あるほなつき
あるほなつきは、あるほと、なつきのユニットとして表現活動を開始。自身で製作、製本、出版し、 あるほなつきとしての作品を発表。現在は、異なる価値観の二人が協調も妥協もすることなく、お互 いを認めることによってのみつくられる「一つの作品」を追求している。 

e 石塚由美子
 私の作品制作には『今、見えることは何だろう?』という問いかけがあります。時間の経過と記憶の なかに存在した感覚や本当の気持ちの変化を描いています。私に与えられる情報と私との間に生まれ た歪みを考えながら制作しています。 

f 平野千明 
CUT OUT の技法による作品を発表。紙を切り、白紙に図絵を構築していく作業は、ゼロから存在を 生み出すと同時に余白を活かし、それが所在する空間をつくり上げていく行為です。白と黒の重なり により生まれる造形を通じ人間が起こした進化の姿を表現しております。 

g 石川琢弥 
「みる」という人間の行動原理を問う。 「見る→観る」という視覚のバグのような現象を、眼前の「物、人」の存在のリアリティを絵の具で探る。

h 青木みのり
山や自然が持つ「理不尽さ」や「暴力性」、あるいは「災害」といったものをテーマとした平面作品を 制作しています。「自然の脅威」と「それに伴う現象の美しさ」という、相反する2つの要素を、1つ の場面に描こうと研究を重ねています。 

辺藝ステッカー

ステッカーの下の部分の赤、青、黄の『Good!』や『👍good』や『❤️Like』のシールを自分のお気に入りの作品や作家に貼って応援して下さい。プチパトロン体験です。辺藝2022の部分はお持ち帰りいただいてステッカーとして使用できます。

*パトロンとは…芸術家・芸能人・作家・アーティストなどの個人や団体を経済的に支援して後ろ盾になる人のこと

辺藝ステッカー 一枚200円(税別)

オーナー体験

今まで作品の購入を躊躇していた方などのために本物のアート作品を所有するとはどんなものなのか体験していただくプログラムです。実際お家に持ち帰って眺めてもらいますのでアート作品を所有するとはどういうことなのかがリアルに体験できます。販売価格の10%で1週間お気に入りの作品をお手元に置いて鑑賞していただくことができます。詳しくはいらしゃった時にお声かけて下さい。

作品販売

今回の『辺藝』では展示中の作品は全てお買い求めいただけます。アートの本質はここからがスタートです。ぜひお気に入りの1枚を見つけて下さい。こちらも係員まで遠慮なくお声かけて下さいね。🤗

飲食出店

OURS BLANC
GOODY SHOP KANEKO
THE CÖSA
スパイスまみれ
nico ドーナツ
タントグラッツェ
ぱんや
カレー喫茶ペネタ
and more…

飲食出店スケジュール

随時更新中。この他に毎日、信夫町のお店の営業があります。

曜日 広場 八百萬内
9/17   GOODY SHOP KANEKO
18   GOODY SHOP KANEKO
19   ぱんや
20 カレー喫茶ペネタ nicoドーナツ
21   スパイスまみれ
22   酒オンタップ
23 THE CÖSA OURS BLANC
24 THE CÖSA nicoドーナツ
25 タントグラッツェ  

駐車スペース

駐車場は会場周辺に何か所か設けます。詳しくはスタジオ八百萬の受け付けでご案内します。
満車の際は近隣の公共の駐車場などをご利用ください。

オンラインストア

辺藝オンラインストア

お気軽にお問い合わせ下さい TEL 090-3361-1933 受付時間09:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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