こんにちは。S&Tの上村です。昨日お客さんがいらっしゃった時にしきりに上の方を見ているので『どうかしました?』と訊ねると、あるところを指差し『これから荒れるな。』と。

『?』と思いお客さんが指をさしたほうを見上げると我が家の気象予報士ことハイビスカスが大輪の花を咲かせていました。(笑)

しかし、その時は晴れてはいないものの肌寒いくらいでしたので本当に荒れるかなぁと思っているとウチの嫁は天気予報ではこれから雨だと。さすがウチのハイビスカスの予報は当たるなと思っていたら、夕方のニュースでは山沿いでは雪になるかもなんてやっていて『今の時期に雪?』とビックリしました。(笑)

ちなみに我が家のハイビスカスは3m以上もあるので上を見上げないと咲いていることにも気がつかないこともしばしば。しっかりブログをチェックしていたお客さんだからこそ気がついたんですね。お客さんすごい!

その後お客さんとNFTの話題に。2021年3月に290万ドル(約3億円)で落札された「世界初のツイート」のNFTは皆さん記憶に新しいことでしょう。それが先日売りに出されました。そしてその落札価格なんと30,814ドル(約391万円)。買った値段の約1%。お客さんとそんな話で大いに盛り上がりました。(笑)

こうなることはなんとなく想像はついていましたがこれほどとは。😅

特に投資目的でアートのNFTを何でもかんでも買っている人達はなんなんだと当初から違和感しか持っていない私は当然お客さんにも値崩れしますよとかそういう話をしていたので、昨日お客さんにさすがと言われた時はちょっと嬉しかったです。

これは一つのターニングポイントになることは間違いないでしょう。

これから投資目的だけの投資家はもちろん手を引いていくことでしょう。変な小学生の絵に数百万円払った人はもちろん損すること間違いなしです。(笑)

でも、アートとしてきちんと成立しているものに関してはおそらく残っていくと私はみています。だからしっかりと見極める目を持っていないといけないということだけの話なんです。

ただこれは今までのアートコレクションとなんら変わることもなく目新しいことでもありません。良い作品を見極める目と知識があればそんな風に損しちゃうことはないということです。それがアナログなのかデジタルなのかだけの違いであり結局最終的に判断するのは見るものの目だということです。

今回の騒動は投資だけ目的の方が淘汰されるのにちょうどいいんじゃないかと思います。(あくまで私見です。)

NFTなんてというわけではなく油絵だろうが版画だろうがNFTだろうが素晴らしい作品は素晴らしいんです。そこに新しい技法が生まれただけのことなんだと思えば慎重に作品を選ぶことでしょう。いずれにしろ猫も杓子もNFTという騒動の終焉が見えて私は嬉しく思っています。

だから賢いコレクターの皆さんはこれからも良い作品をアナログとかデジタルとか関係なくしっかりと見極めてコレクションしていくことでしょう。そうすることで日本のアートコレクターの質も上がっていくことを期待したいなと思った今回の騒動でした。

少なくともS&Tのお客さんは賢い選択をする方が多いと自負しています。🤗

現在Matthew Day Jackson祭り開催中ですが、現実世界の本物の素晴らしいアートを見ながらそんな話もしてみませんか?

一度ぜひS&Tにお越し下さい。色々な話で大いに盛り上がりましょう。お待ちしております。🤗