こんにちは。S&Tの上村です。もう8月も終わりですね。あっという間です。💦

9月はイベントはありませんので、皆さんS&Tへぜひ足をお運び下さい。皆様のご希望のプライベート美術館を開催しますよ。\(^o^)/

たっぷり堪能して下さい。

さて、9月も色々な展示が目白押しですね。9月14日からは水戸芸術館現代美術ギャラリーで「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island ─あなたの眼はわたしの島─」が開催されます。こちらは当初8月7日(土)からの予定でしたが、コロナで延期になっていました。このまま無事に開催されるといいのですが。

『(免罪)ピピロッティの過ち』1988年 / ピピロッティ・リスト
シングルチャンネル・ヴィデオ、サウンド(11分18秒)

ピピロッティ・リストは、スイスを拠点に国際的に活躍する現代アーティストであり、ヴィデオ・インスタレーションの先駆者として知られています。彼女の作品はジェンダーや身体、自然との共生といった現代社会に通ずるテーマを扱い、美術における映像表現の新しい領野を切り拓いてきました。

今回の展示は約30年にわたる彼女の活動の全体像を探る展示だそうです。初期作品からヴェネツィア・ビエンナーレに出品された代表作、そして自然と人間との共生を主題とした近作まで、約40点の作品が展示されるそうです。

これは見ないと!

というわけで本日の一品はPipilotti Ristの代表作から。

『永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に』1997年 / Pipilotti Rist
2チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション、サウンド/コーナープロジェクション(4分9秒、8分25秒)
クンストハレ・チューリヒでの展示風景、1999年 Photo: Alexander Tröhler 京都国立近代美術館蔵
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine

この作品は1997年のヴェネツィア・ビエンナーレで発表された彼女の代表作となります。

街を歩く女性が、ハンマーで車の窓ガラスを次々に、楽しげに叩き割ってゆく様子がスローモーションで投影されます。そして、もう一方の壁には、赤い花の多彩なクローズアップ映像が互いに重なりつつ映しだされます。

この作品は2つのイメージが重なりあって投影される新しい映像インスタレーションの手法を提示するものとして注目を集めるとともに、フェミニズムの記念碑的作品としても評価されてきました。

これも実際ご自分の目で見られる良い機会ですね。本当に楽しみです。

彼女の作品は実はS&Tでもお取り扱い可能です。\(^o^)/