こんにちは。S&Tの上村です。つい先日ガンジーのメガネがオークションにかけられるなんてニュースが出ていました。こちらはこれからのようですが、予想落札価格は200万円を超えると見られているようです。すごいですね。

このメガネ、ある日このオークション会社に突然送られてきたんだそうです。普通に郵送されて郵便受けから飛び出ていたそうですが、怪しいことこの上ないですよね。(笑)

そこからオークション会社の方が証言を取ったり、当時の資料を漁ったりと大変な作業を繰り返して、ようやく調査が終了し今回の出品といたったようです。

この真贋を確かめる調査は思った以上に大変そうですよね。(⌒-⌒; )

考えただけで気が遠くなります。特に古いものを購入するときはどうしても怪しいものもたくさんあるので気を使うところです。

S&Tではあまり古いものはお取り扱いしませんが、もし取り扱う場合はやはり真贋については神経質になっちゃいます。偽物を高い価格で売るわけにもいかないですもんね。信用に関わるところなので。

そういう意味でいうと現代美術はそういう心配があまりないので安心です。それでも有名になってくると偽物がだいぶ横行していますが・・・。

それを考えるとまだまだ新人でこれからという人の作品は価格の面でも真贋の面でも安心です。そしてその将来性は計り知れないですよね。皆さんの目利きが試されるところです。こういうところも面白みの一つですよね。

ぜひそういうことも考えながらアートの購入を楽しんで下さい。\(^o^)/

もしかしたら100年後、皆さんが持っている作品がこのガンジーのメガネのようにニュースになっているかもしれませんね。

というわけで本日の1品です。お問い合わせはS&Tまで。

Flag, The Selma March, 1965 / Steve Schapiro
20 x 16 inch silver gelatin print 
Edition of 25 

40 x 30 inch silver gelatin print 
Edition of 12

古いものの話ついでにちょっと古い写真のご紹介です。Steve Schapiro(スティーブ・シャピロ)はアメリカの写真家です。1934年ニューヨーク生まれで現在に至ります。彼は1963年3月のセルマでの行進、ロバートF.ケネディの1968年の大統領選挙から、アンディウォーホルのファクトリーでのエディセジウィックに至るまで、主要な歴史的出来事を取り上げ、大きな影響を与えました。

現在もBlack lives matterで話題になっていますが、アメリカの人種差別問題は非常に根の深い問題です。この写真からは魂の叫びが聞こえてきそうですね。