こんにちは。S&Tの上村です。いよいよ『Paris+ par Art Basel』が19日から始まりますね。楽しみです。

一方、取引先や知り合いのギャラリーもたくさん出展するようでかなり忙しいようです。私は次の展示の作品の交渉など色々とかなり遅れが生じているので微妙ですが、それを抜きにすれば私も今すぐにでも行って楽しみたいですね。

アート・バゼルのグローバル・ディレクターは「質の高い歴史的作品と前衛的な作品を並置するというアート・バゼルの長年の伝統を体現している」と言っています。今年からスタートする『Paris+ par Art Basel』は間違いなく特別なものになることでしょう。パリに行かれる方はぜひ。

さて、11月3日(木)からはいよいよ平野千明展が開催されます。DMもまもなく出来上がってくると思いますが全貌はこんな感じです。皆さん今からスケジュール空けておいて下さいね。

Modern allegorism Ⅱ
会期)2022.11.3 – 11.13 13:00 – 18:00
場所)Y & Gallery 山形県米沢市中央3丁目10-23

『人間は他人を解釈する際に様々な脚色を加え、1人の人物にまつわるイメージを創造していきます。 すなわち、そこにはもともとの事実を切り崩し、新たに意味を与えていく工程があるのです。切り崩す・切り開くという行為は世界と人間の関係を物語るための行為でもあります。自然から都市、そして人工への形態変化。 それは人間を語るためのキーワードの一つであり、そしてその行為は空間・場所を新たに生み出していくことだと私は考えています。私の作品のテーマは、つまり人間を取り巻く世界とそことの関係を「切る」という行為性を通して探っていくことにあります』。白と黒の紙をカッターナイフで裁断し、それぞれをアッサンブラージュしていく作品を「切る=空間の創造」と形容することができます。紙を切り、まっさらな地平である白紙に図絵を構築していく作業は、ゼロから存在(=イメージ)を生み出すと同時に余白を活かし、それが所在する空間をつくり上げていく行為です。空間に浮かび上がる人物と鑑賞者の対峙によって生まれる、“知覚実験”的な作品をお楽しみください。

また、スタジオ八百萬にて昨年開催された『Modern allegorism』の展示作品も何点か会期中に展示しますので、ご覧になれなかった方やもう一度見たいという方はそちらも併せてご覧下さい。IとIIの違いなども楽しめると思いますよ。🤗

私は会期中はY&ギャラリーの方へいる予定です。今回はお休みなしの10日間となりますので皆さんのご都合でぜひお立ち寄り下さいね。

お問い合わせはS&Tまで。