こんにちは。S&Tの上村です。ちょっと前にあったニュースですが皆さんご存知ですか?

https://www.afpbb.com/articles/-/3409299?cx_part=search

あまりにも馬鹿馬鹿しい損害賠償が認められているのに呆れるばかりです。😅

記事の最後の方にイーロン・マスクさんのTwitterのコメントが掲載されていましたがもっともですね。

ただ最近は日本もこんな風になってきているような気がしているのは私だけでしょうか?

さて、こちらはアートの話題。

https://www.afpbb.com/articles/-/3409457?cx_part=common_focus

未だ出口の見えないウクライナ侵攻ですが、アート界でもヴェネチアビエンナーレのロシア館が不参加となったりして話題になったのはまだ記憶に新しいところですね。

ヴェネチア・ビエンナーレ財団の「ビエンナーレは、芸術と文化の中で人々が出会う場所であり続け、対話と平和を妨げるために暴力を行使するすべての人々を非難するものだ」という声明を思い出しましたが、ロシアの内部でもこの記事のように戦っている人たちがいるのだということも覚えておきたいですね。

戦争で真っ先に犠牲になるのもアート。そして真っ先に立ち上がるのもアートなんですよね。

ロシアのアートも素晴らしいものがあるだけに残念です。

早くこの馬鹿げた戦争が終わることを願います。

というわけで本日の1品は何度か掲載したMatthew Day Jacksonの作品から。

Rainbow Party, 2014 / Matthew Day Jackson (b. 1974)
Color etching
68.6 x 52.1 cm 
ed.45

この作品はマットが4枚のプレートカラーエッチングにしたJJオーデュボンのプリントの画像と、1962年にハワイで開催されたレインボーパーティーのチラシを組み合わせたものです。これは、太平洋で行われる核実験を人々が見るパーティーでした。 レインボーパーティーをもう少し詳しくと言う方はこちらをご覧ください。色々考えさせられます。

https://vinepair.com/articles/that-time-we-blew-up-a-nuclear-bomb-as-a-party-trick/

実にマシューらしい皮肉のある作品です。そして画像ではちょっとよくわかりませんが非常に美しい作品なんです。

この作品はオリジナルのペインティングはありません。これがオリジナル作品となるようです。

Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。

彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。

彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。

今回のウクライナ侵攻についてもマシューはきっと嘆いていることでしょう。

もちろん彼の作品のお問い合わせはS&Tまで。