こんにちは。S&Tの上村です。『ゲーテ』という雑誌の情熱パーソンというコーナーの記事が面白かったのでぜひ読んでみて下さい。

https://goetheweb.jp/person/slug-na0f088667ebb

この記事の中で横尾さんが言っていた、『日本は絵を経済的な価値でしか判断しない人も多いから、一概には言えません。欧米ではコレクターが亡くなると美術館に寄贈します。美術館をサポートするコレクターや企業がたくさんいて、友の会みたいに予算を出し合って作品を買うんですよ。日本はそういう仕組みがない。むしろ資産として購入し、何倍にもして売るという発想になりがちで。アートがその犠牲になっているのは残念ですね。』という言葉がとても印象的でした。

ん〜。色々考えさせられました。

この話を聞いて以前も書いたと思いますが、こんな話を思い出しました。その昔、某日本の保険会社のCEOが世界的名画を購入した時のことです。自分が死んだら一緒に墓に入れて埋葬して欲しいと遺言を残し、世界中から非難を浴びました。結局遺言は撤回されましたが、これが日本人のアートに対しての意識の低さを象徴する出来事だったような気がします。

当時に比べて、日本人のコレクターさんも増え、またアートに対しての意識もだいぶ変わってきたとはいえ、横尾さんがおっしゃるように日本全体としてはまだまだアートにたいしての考え方が遅れているように感じます。

もちろんアートに資産価値があることは否めませんが、その前に世界的な文化遺産なんだということをもう一度考える必要があるのかもしれませんね。