こんにちは。S&Tの上村です。昨日世界の5本の指に入る某ギャラリーの経営陣の一人とじっくり話をする機会がありました。扱っているアーティストはもちろん詳しく知っていたのですがギャラリーの社員の人数など企業としての詳細をあまり聞いたこともなかったのでそんな話をじっくりとしてみました。

なんとなくはわかっていたのですが私の想像以上でした。😅

今後20年、30年と頑張っていこうと言われましたが実は彼は私の年齢を知りません。(⌒-⌒; )

色々情報交換できてますます信頼を深めたところです。私もたまにはこんな真面目な話もするんですよ。(笑)

さて、ウクライナの状況にアート業界からも様々な支援が始まっていますね。そんな一つにJRが始めた支援プロジェクトが。

リヴィウの中心街広場に日除けなどに使われるタープにプリントされた全長148メートルの巨大な少女のイメージが広げられました。これはウクライナからポーランドへと逃れようとする5歳の少女を撮影したもので、ウクライナ人写真家からJRのもとに届けられたそうです。JRと彼のチームがこのイメージを持って街を移動しはじめると、約100名の市民らが行進に加わりました。

https://www.youtube.com/watch?v=xBqgBVRUYPI&t=63s

「ウクライナの上空を飛ぶ人たちに、守られるべき人たちがここにいることを思い出させながら、みんなが歩いた。ヴァレリアとウクライナの750万人の子供たちは未来であり、彼らの映像は、この国がなんのために戦っているのかを私たちに思い起こさせてくれる」とJRとそのチームによる声明が発表されています。

動画と静止画の2種類が販売されているようですが得られた資金の100%は、ウクライナからの国境を越えるために待ち続けている女性や子供たちを支援するための物流ネットワークの構築にあてられる予定だそうです。

素晴らしい。

ご興味ある方はぜひ。

というわけで本日の1品です。湯浅さんの個展がFranz Gertsch美術館で開催されるので、せっかくなのでFranz Gertschの作品から。

Pestwurz (olive green), 1993 / Franz Gertsch
Woodcut on Kumohadamashi Japanese paper by Heizaburo Iwano
276 x 217 cm
edition of 12

いつみても圧巻ですがこれが木版画なんですから驚きです。以前もブログで書きましたが彼の作品を探しているときに湯浅さんの作品とも出会ったんですよ。

【Franz Gertsch】1930年スイス生まれ。巨大な肖像画や風景画で知られるハイパーリアリストの現代アーティストです。彼は木版画と絵画の両方を制作しますが、撮影された被写体の生命の明るさを捉えようとして、ラピスラズリ、アズライト、マラカイトなどの顔料を使用し、必要に応じて元の画像から逸脱します。彼は自分の制作について「私が写真のオリジナルに集中すればするほど、私はそれから離れていきます」と言っています。

彼の作品は、1972年のドクメンタ5や1999年のヴェネツィアビエンナーレなど、いくつかの著名な展覧会に出品されています。

彼の作品はスイスの至宝と呼ばれているだけに本当に素晴らしい。そこで個展を開催するなんて湯浅さんも素晴らしい。

どちらもお問い合わせはS&Tまで。