こんにちは。S&Tの上村です。ファッション関連のお客様とお話ししている時に聞いたのはファッション業界は3番目にコロナの影響を受けている業種なんだそうです。ファッションだけでなく様々な業種がもちろん影響を受けているのですが、もちろんアート業界も大きな影響を受けています。

そんな中、最近日本のギャラリーさんとやり取りをする機会が多かったのですが、30年前と何ら変わらない悪しき慣習のままいることに驚きと失望を感じたことがありました。

このコロナの騒動で各業界や社会のシステムの問題点が浮き彫りとなり変化を余儀なくされているというのに日本のアート界は一体どうなっているんだろうと残念にも思いました。

海外のギャラリーさんとは毎日やりとりする私ですが、あまりにも違いすぎて愕然としてしまいます。海外ではいち早くこの状況に対応するべく様々な形で変化が始まっています。アート業界だけでなく日本は一体なんでこんなに色々なことに柔軟ではないのだろうと改めて考えさせられます。

この騒動を機に色々なものが淘汰され、新しいものが生まれてくることでしょう。それに期待したいのですが、日本の悪しき慣習は根の深い問題なような気がします。

私はいくつになっても常に柔軟に状況に対応できる人間でいようと改めて思いました。

暇なのかいろいろな事を考えさせられますね。(笑)

それでは本日の1枚です。お問い合わせはS&Tまで。

UWE WITTWER
Im Walde (In the Woods)2018
Watercolor on paper
191 x 161 cm

非常に巨大な水彩画で、画面には荒廃した森の中から子供のシルエットが現れています。そのゴーストのような姿にもかかわらず、それは生き生きと、驚くほど美しく私たちの前にはっきりと現れます。 彼女の大きな影が彼女の近くに立っています。 彼女はホロコーストの失われた子供のうちの一人です。

最近何度かご紹介しましたが、Uwe Wittwerの作品は素晴らしい。オススメです。