こんにちは。S&Tの上村です。昨日の学校教育の続きですが、ブログに登場していたお客様からLINEを頂きました。教員全体の美術の知識はルーブル以前で止まっているそうです。😓

写実しかわからず明治時代の写生主義がいまだに主流なんだそうです。

酷いですね。怒りさえ覚えます。💢

ちなみにアメリカの美術教育は鑑賞主体でアートの消費者育成に取り組む学校が多いそうです。だからアートのマーケットが活性化するわけですね。

日本はお金を持ってからにわかにコレクション始めるので知識不足のためにコレクションも酷いものが多い方を時々見かけます。そして皆さん似たようなコレクションになりがちです。あくまで私見であり、もちろんちゃんとしたコレクターさんもたくさんいらっしゃいます。

それもこれも全て教育が悪いんですね。教育改革は急務と言えるでしょう。

まぁ学校には期待できない現状なので自力で勉強するしかないですね。そんな話もしにS&Tへ是非いらっしゃって下さい。

もちろんギャラリーやディーラーも選ばないととんでもない目にあっちゃうのでお気をつけて。😅

私でよければいつでもご相談下さいね。

というわけで本日の1品です。

《Spoonbridge and Cherry》, 1988 / Claes Oldenburg

ウォーホル世代の最後の生き残りと言われていたクレス・オルデンバーグがつい先日93歳で亡くなったので哀悼の意を込めてご紹介。

鉄とアルミニウムでできたこの作品は、1988年にミネアポリス彫刻庭園に設置されました。米国で最も写真に撮られた芸術作品のひとつで、無数の笑える自撮り写真の背景として使われています。

彼は日用品をモチーフにした巨大なパブリックアートや柔らかい素材を使った“ソフトスカルプチャー”など前衛的な作品を生み出し、ジェフ・クーンズやレイチェル・ハリソンなどにも大きな影響を与えた人物です。

一匹狼で個人主義。そして強烈すぎる変わり者ゆえ、美術史的にもさまざまな解釈をされてきました。

なんだかカッコいいですよね。

ご冥福を祈ります。

エディション作品などはまだ手頃に買えるものもあるのでご興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さいね。