こんにちは。S&Tの上村です。ご存知の方も多いと思いますが、文化庁主催としては初のオンライン企画展が7月3日(金)より開催されます。

『国も頑張ってんじゃん。』なんて思っていますが、『所詮国が主催だからなぁ。』と半信半疑です。

ま、あまり期待しないで見てみましょう。(⌒-⌒; )

https://domani-ten.com/plus2020/

奇しくも7月4日(土)はアートショップ の日。文化庁なんかには負けてられないので素晴らしいものにできるようただ今準備中です。(笑)

というわけで本日の1品です。お問い合わせはS&Tまで。

The burden, 2019/ Deborah Roberts
Mixed media and collage on linen
165 x 114.3cm

【Deborah Roberts】1962年に米国テキサス州オースティン生まれ。
コラージュとミクストメディアを組み合わせた彼女の比喩的な作品は黒人の主観性の複雑さを描き、人種、アイデンティティ、ジェンダーや政治などのテーマを探求しています。彼女の作品は黒人が長年晒されている人種差別に対して、黒人の子供たちがアイデンティティを確立する時期に直面する課題を反映しています。彼女は、さまざまな異なる顔の特徴、肌のトーン、ヘアスタイル、服を組み合わせて作品を制作しますが、「コラージュを使用することで、黒人の文化体験をより包括的に見ることができるだろう。」と説明しています。

今日の作品はタイトルが『The Burden(重荷)』となっていますが、我々には想像もし得ない黒人が受けている人種差別の問題を的確に表しているように思います。よく見るとその表情には苦悩や怒りといった表情が現れています。Black lives matterについて連日報道されている今にピッタリの作品と言えるでしょう。