こんにちは。S&Tの上村です。まだまだ朝晩は寒い山形ですが、この季節は春と冬が戦っている感じで寒暖差が激しい。すごい時は20℃近くも寒暖差があります。😅

体は大変なのですが、いよいよ本格的な春が来るんだと思うとウキウキしちゃいますよね。私はちょっと好きな時期でもあります。皆さんはどうですか?

そんな感じでアート市場も活発に動いていますが、つい先日も海外のオークションに参加していたのですが全滅。やっぱりいいものはいつも通り高くなっちゃいます。(笑)

せっかくそんないい季節なのですがそれに反して世界は不安な情勢ですね。毎日のようにウクライナの話題でもちきりですが、ニュースで流れる子どもたちの映像が頭から離れません。考えると胸が苦しくなっちゃいます。(T ^ T)

何もできない自分に無力感を感じますね。誰か早く止めて。

戦争は何があっても反対です。

というわけで本日の1品です。

Rainbow Party, 2014 / Matthew Day Jackson (b. 1974)
Color etching
68.6 x 52.1 cm 
ed.45

S&Tではもうお馴染みになってきたMatthew Day Jackson の作品から。この作品はマットが4枚のプレートカラーエッチングにしたJJオーデュボンプリントの画像と、1962年にハワイで開催されたレインボーパーティーのチラシを組み合わせたものです。これは、太平洋で行われる核実験を人々が見るパーティーでした。 

そんなパーティーがあったんですね。悲しい。(T . T)

実にマシューらしい皮肉のある作品です。そして画像ではちょっとよくわかりませんが非常に美しい作品なんです。

この作品はオリジナルのペインティングはありません。これがオリジナル作品となるようです。

Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。

彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。

彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。

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