こんにちは。S&Tの上村です。先日ストレスが溜まったのでなんとなくアメリカのドラマを見ていたらこんなセリフが。

『世界をリードする経済の原動力は創造性であり、創造性を後押しするのはアートです。それらの促進と助成は国にとって不可欠です。』

非常に感銘を受けました。🥹

まさにその通りだと思いますが、日本のドラマではこんなセリフは決して出てこないんだろうなとも思っちゃいました。😅

このセリフの通りだと私も思います。9月に開催される『辺藝』をご覧になる方はこのセリフを思い出しながら見て下さいね。

今回の『辺藝』ではアート作品はもちろん購入可能ですが、オーナー体験もありますし、また応援ステッカーなどもあります。皆さんに合わせたさまざまな企画をご用意しておりどなたでも気軽に本当の藝術を楽しめるようになっているんですよ。🤗

まもなく『辺藝』はそのベールを脱ぎますが想像を膨らませながらスケジュール空けておいて下さいね。皆さんとお会いすること楽しみにしております。

というわけで本日の1品です。

Screened Pictures X #90, 2018/2019 / Anthony Hernandez
Archival pigment print
57 x 82 inches

1947年ロサンゼルス生まれのAnthony Hernandez(アンソニー・ヘルナンデス)は、ロサンゼルスとアイダホ州フェアフィールドを拠点に活動しています。

彼は1970年代、ルイス・ボルツ(Lewis Baltz)などと並んでアメリカの新世代フォトグラファーとして注目を浴びました。

彼の形式的に厳格な作品は、バス停や企業の広場など、通常なら見過ごされるかもしれないロサンゼルスの一部と、それを利用する人々-しばしば社会の片隅に生きる人々-に注目してきました。車に支配された都市において、車で移動するのではなく、ロサンゼルスを歩きながら撮影するというヘルナンデスの決断は、このように非常に意図的なものであり、それによって彼は都市を異なる視点、つまり被写体とより近い視点から見ることができるのです。Screened Pictures X」(2018-2021)では、ロサンゼルスの街並みが再び彼のレンズの焦点となっていますが、今回はロサンゼルスのバス停の脇にある金属製のメッシュパネルを参照し、穴の開いたスクリーンの向こう側を眺めています。

彼が街中のバス停で待つ人々を撮影し、高い評価を得たシリーズ「Public Transit Areas」(1979-80)から40年以上を経て制作された「Screened Pictures X」は、同様にロサンゼルスの日常生活を垣間見せてくれるが、ここでは、明るい黄色のビルにシルエットで浮かび上がる人物、服屋のウィンドウディスプレイ、カラフルな落書きされた壁など抽象的なディテールとして描かれます。スクリーン越しに見るこれらの入念に構成された光景は、写真というよりも絵画的で、金属製のスクリーンの鮮明な焦点とその背後にある光景の曖昧さの間で変化し、表面と奥行き、近さと遠さ、表現と抽象の間で揺れ動くように見えるのです。彼は、スクリーンをほとんどフィルターのように使って、これらの大規模でめまぐるしい目の錯覚を作り出し、ストリートライフに内在する複雑さと矛盾を強調しながら、街を記録するための新しいアプローチを提供しています。

私的にもちょっとおすすめのアーティストです。

それでは皆さん今日も良い1日を。