こんにちは。S&Tの上村です。昨日あるほなつき展の初日でしたが平日にも関わらずたくさんの人にお越し頂きありがとうございました。

初めていらっしゃる方もたくさん来て頂き本当に嬉しい限りです。あと2日間、あるほなつきの二人も在廊するようですのでぜひ本人達と話をしながら楽しいひと時をお過ごし下さい。

作品以外にアーティストの特装本も販売されていますがこちらは20部限定なんだそうですよ。

なぜなら特別のサイズに特別の豪華装丁、そして謎の箱を保護する箱が付いていますが全て手作りのこの特装本は作るのが20が限界なんだそうです。(笑)

ご希望の方はお早めにご予約頂くことをお薦めします。

さて、海外から嬉しいお知らせが届きました。S&Tでは昨年からご紹介しているチン・ホー・チェンですがこの度3大オークション会社の一つPhillipsで話題に上っています。

Phillipsはこの度、12人の地元のアーティストに100周年記念ロゴを独自のスタイルで再考するように地元のアーティストに依頼しました。

10月の担当がJulia Chonというアーティストですが彼女のデザインしたロゴがこちら。

Julia Chonによるロゴ

これじゃわからない方多いですよね。😅

一番左端に描かれているのがChing Ho Chengです。

Julia Chonによって描かれたChing Ho Cheng

彼女はこんな風にコメントしています。

「アメリカの制度は長い間文化的言説の要塞であり、何を誰が歴史を作るかを決定してきました。しかし、これらの機関が指示する物語は、色の芸術家の芸術的および知的貢献をしばしば無視してきました。アジア系アメリカ人は長い間米国の歴史から消されてきており、アジア系アメリカ人の芸術家も例外ではありません。フィリップスコレクションの100周年を記念して、美術館に作品を所蔵している5人のアジア人とアジア系アメリカ人の芸術家の肖像画を描きました。イサム・ノグチ、ジェニファー・ウェン・マ、チン・ホー・チェン、ニッキ・S・リー、アルフォンソ・オッソリオは、アート界の先駆者であり続け、彼らの作品はアジア系アメリカ人の歴史と物語に消えない痕跡を残しています。フィリップスコレクションの過去1世紀を振り返り、私はこの尊敬されている美術館の次の100年がどのようになるかを想像し始めました。歴史を形作る力を持って、コレクションの未来が多様性、包含、平等の1つであることを願っています。フィリップスコレクションのロゴを再設計するために選ばれたことを光栄に思います。次の世紀がもたらすものを見るのを楽しみにしています。」〜Julia Chon

日本ではなぜかあまり知られていませんがこういう風に紹介されると彼がいかに素晴らしいアーティストであるかわかるかと思います。

S&Tでは貴重なドローイングやペインティングも販売しております。作品管理人の妹さんとはかなり仲良しなので彼の作品にご興味ある方は遠慮なくお問い合わせ下さい。😁

それでは本日もあるのなつき展『Mogami River 2022』でお待ちしてます。