こんにちは。S&Tの上村です。つい先日、またまた夢のような出来事のニュースがありました。アメリカでの出来事ですが、35ドル(約3800円)で購入した中古の陶磁器が、なんと15世紀の中国で作られた非常に貴重なものであることが判明し、30万~50万ドル(約3200万~5400万円)もの値が付く可能性があるということです。すごいですね。

ちょっと想像すると、蒐集家の持ち主が亡くなりその家族が価値もわからずガレージセールで出してしまったのかなぁと思います。しかし、実際アート作品もこういうことが頻繁に起こっているんでしょうね。皆さんお持ちのアート作品が自分が亡くなった後にこうならないように、作品の裏か何かに遺言的にどこそこに鑑定依頼するようにとか書いておくといいかもしれませんね。じゃないとせっかくの逸品が台無しですもんね。遺族もがっかりですよね。

ま、発見した方にとっては夢のある話ですね。(笑)

こういうことがあるからお宝探しはやめられないんでしょうね。海外ではそういう番組が人気ありますし、日本でも『〜鑑定団』なんてありますもんね。しかし、忘れてならないのはそういう話はそんなに転がっているわけではないということです。骨董品は特に偽物が多いのでお気をつけて。

私なんかは、まだまだ価値の定まっていない素晴らしい若手のアーティストの作品を蒐集する方がいいですけどね。そちらの方がよほど将来的に可能性があるので。その作家が将来どんな風になっていくのかと想像するだけでワクワクしちゃいます。一緒に夢を追いかけている感じですかね。

というわけで本日の1品です。

千歳飴  2017 / 町田 久美
エッチング、コラージュ 
ed.15 
35 x 41 cm

S&Tではお取り扱いないのですが、この方の作品が私たまらなく好きで何点か持っています。オリジナルはすでにかなりの高額になっていますが、版画ならまだ手が届くかもしれませんね。しかし、作品があまり出回っていない上に日本ではそれほど頻繁には話題に上らないですね。詳しく知りたい方はネットなどで調べてみて下さいね。オススメです。