こんにちは。S&Tの上村です。12月1日は世界エイズデーです。時差があるので日本は一足お先に昨日でしたが。😅

レッドリボンというとピンとくる方が多いかもしれませんね。あまり話題にはなりませんが非常に大切な日です。

世界エイズデー(World AIDS Day)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

『レッドリボン(赤いリボン)』はその運動のシンボルとなります。

この『レッドリボン』がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズがひろがり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていきました。そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、『レッドリボン』をシンボルにした運動が始まりました。

この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージなんですね。

このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょうということなんです。しかし、日本では意味もよくわからずつけている人もいますが。😓

日本でも様々なイベントが行われているようですが今一つ盛り上がりに欠けているのが残念ですね。コロナ禍で感染者がだいぶ減ったらしいですが、それでも毎年結構な数が新規感染しています。

海外ではそれこそビックネームのアーティストのチャリティーオークションが開催されたりして関心の強さが日本とはだいぶ違います。本当は他人事ではないのですが。

よだれものの作品が数多くそのオークションに出てきたりします。(笑)

アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど数多くのアーティストがエイズによって亡くなっています。S&Tでお馴染みのチン・ホー・チェンもそんなアーティストの一人です。

もしエイズに感染せずにもう少し長生きしていたらどんな作品が生まれたんだろうなんて考えることもありますね。

せっかくアートに関心を持った皆さんはアートを通じてこんなことにも興味を持って考えてみてはいかがですか?

アートは様々なことを教えてくれますね。素晴らしい。

それでは皆さん本日も良い1日を。