こんにちは。S&Tの上村です。日本でも新紙幣が発表されましたが、面白いのは日本のニュースで主にピックアップされるのが渋沢栄一さんの話題に対して、海外では『千円札に北斎の浮世絵が!』と大きく取り上げられています。モノの見方ってそれぞれの立ち位置によって違って面白いですね\(^o^)/

最近オーストラリアでは50セント硬貨が新たに発行されました。このデザインがとっても素晴らしいんです!!!

オーストラリアの新しい50セント硬貨

先住民の14言語で「硬貨」を意味する単語があしらわれているんですが、その言語の多くが絶滅の危機にさらされているんだそうです。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)によると、世界では1000以上の言語が深刻な絶滅の危機にさらされていて、先住民の言語は1950年に記録を取り始めて以来、数百あまりが絶滅したそうです。

なんか悲しいですね。(T ^ T)

もちろんオーストラリアでも1788年に欧州による侵略が始まって以来、約130の先住民言語が死に絶えたんですって!硬貨にあしらわれた空白は、そうした失われた言語を表しているそうです。

オーストラリア・アボリジニ・トレス海峡諸島民文化研究所(AIATSIS)のクレイグ・リッチー最高責任者(CEO)は、「新しい硬貨の発行は、6万年以上にわたって我が国を形作ってきた多様な文化を改めて認識する契機になる」とコメントしています。

と〜ってもメッセージ性の強いデザインになっていて、ただの硬貨以上のものを感じてしまいました。まさにアートですね!!!

こんな風に身近にアートを感じて生活していると楽しいですよ。皆さんも自分の周りのアートを探して楽しんでみて下さいね。