こんにちは。S&Tの上村です。マネックスグループでやっているART IN THE OFFICEというプログラムがあります。これは、2008年から現代アート分野で活動する新進アーティストを対象に、マネックスグループ本社オフィスプレスルーム壁面に制作する平面作品案を一般公募し、受賞者の作品を約一年間、プレスルームに展示するというプログラムです。

受賞者には、賞金を授与し制作費を支給する他、「現代アートの学校MAD」を無料で受講できる機会を提供される素晴らしい取り組みです。

働き方が多様化する中オフィスのあり方が見直され、これまではオフィスとは対極にあった「アート」を導入する企業が増えてきています。

もちろん企業のヴィジョンや事業内容等によって社員が気持ちよく働けるオフィスは異なるので正解はどれということはありませんが、最近のオフィスのトレンドとして2つのタイプのワークスタイルが影響していると言われています。

1つはABW(Activity Based Working)型と言われるもの。時間と場所にとらわれず業務に応じて働く場所を選択するリモートワークスタイルです。社員の働きやすさや、オフィスレイアウトのコストカットを狙えるメリットがありますが、一方でオフィスの滞在時間が個々に短く不規則なためコミュニケーション不足に陥りやすいというデメリットもあります。

もう一つがイノベーション型と言われるもの。これは社員をオフィスに集約して、とどまらせるワークスタイルです。常に仲間とコミュニケーションをとって会話をヒートアップさせることで、企業としてのアイデア創出を加速させる目的なんだそうですよ。大企業の中にはリモートワークをあえて廃止してこのタイプを選択する企業もあります。

いずれにしろワークスタイルは国や業種などで変化していくものなので一概に何が正解とは言えませんよね。

単純作業はAIに代替される中、社員一人一人がいかに創造力を高めてイノベーションを生み出すかが重要視されてきていて、ますますオフィスデザインの重要度が増しています。

例えば世界トップクラスの製薬会社「ノバルティス」という企業があります。ここは安藤忠雄、フランク・O・ゲーリーなど巨匠たちが建てた建築やアートが集結しており、オフィスの見学ツアーが組まれるほどのオフィスです。製薬会社でありながら「イノベーション」「コラボレーション」を意識したオフィスは、世界中から優秀な人材を呼び込んでいます。

長くなってしまいましたが、結局何が言いたいかというと『オフィスは会社の個性を表すメディア』だということです。会社の特徴が一目でわかるのがオフィスデザインということになりますね。

そんな流れの中でアートをオフィスに取り入れる企業が増えてきているんですね。本物のアートは、来訪者に強烈なインパクトを残し、働く人の創造力を高めることができるんです。

無味乾燥なオフィスより、社員一人一人が愛着を持てるオフィスっていいですよね。\(^o^)/

もしかしたら1日のうちの大半の時間を占めるオフィス。そのデザインが進化することで、よりユニークな会社が増えていくことは、創造性のある社会への一歩かもしれません。

S&Tでもオフィスへ本物のアートを取り入れることをオススメしています。いつでもご相談にのりますのでお気軽にご連絡下さいね。