こんにちは。S&Tの上村です。皆さんスイスのエリーゼ美術館ってご存知ですか?

日本ではあまりメジャーではないんですが、実はここ世界でもトップレベルの写真美術館なんです。1985年にオープンしてすぐに国際的に注目を集めた美術館です。貴重なコレクションを保存・管理していくとともに、質の高い作品と革新的な展示スタイル、多彩なイベントにより、写真というものを芸術作品として鑑賞することや豊かな写真の歴史を広く伝えています。

そんなエリーゼ美術館で開催されていたのがスイス人写真家ルネ・ブリの『視覚の爆発』展。ここでは2013年からルネ・ブリの3万点に及ぶ作品を私的に収集していてそのコレクションを今回展示しているようです。

ルネ・ブリは2014年、81歳でなくなっていますが、葉巻を燻らすチェ・ゲバラの有名なポートレイトを撮影した人といえば『あー!』と思い出す方もいるかもしれませんね。ルネ・ブリは建築家のル・コルビュジエのアトリエなんかも撮影しています。様々な人と交流が深くとても興味深い写真を多く撮影しており、中にはピカソの写真なんかもあるんですよ。

今回の展覧会のタイトル「Explosion des Sehens(視覚の爆発)」は何か大きいもの、制御不能なもの、野生的なものを示しています。展示作品からは、写真に内在する技術的な制約を打ち破りたいというブリの意欲が見て取れます。

本当は5月3日までの予定でしたが、残念ながらこちらもコロナウィルスのせいで現在美術館自体が閉鎖中です。(TT)

再開もいつになるか予定が立っていませんが、サイトでその一部を見ることができるのでせめてそちらで楽しんで見て下さい。

http://www.elysee.ch/en/homepage/