こんにちは。S&Tの上村です。今年初開催のアート・プロジェクト KOBE 2019:TRANSが昨日9月21日より始まっています。

参加作家2名のみというこの芸術祭。今年は、ドイツ出身のグレゴール・シュナイダー氏と、神戸市兵庫区出身のやなぎみわ氏が選ばれています。

主要会場となる美術館や展示施設をあえて設定せず、どこかに飾るための“展示作品”ではないのが特徴なんだそうです。神戸の“まち”や“ひと”を素材に、そのための仕掛けをつくっていくということですが、なんかド○○○○に似ているような(⌒-⌒; ) *あくまで個人の感想です。

ただ二人に絞ったというのはそれだけ作品に集中できるので良い試みだと思います。

シュナイダー氏は1969年ドイツ生まれ。ドイツ北西部の小さな町ライトに生まれ、現在も制作活動の拠点としています。2001年にはヴェネチア・ビエンナーレドイツ館代表作家となり、金獅子賞を受賞。彼の作品はインドの寺院前に道の門を作るなど、家という私的空間と日常に流れる時間にわずかな捻れを生み出し、見えない恐怖を呼び覚まします。

やなぎみわ氏は、1967年、神戸市兵庫区生まれ。代表作に、若さと老いといった女性を取り巻く環境に問題提起した写真作品「マイ・グランドマザーズ」シリーズのほか、演劇にも取り組んでいます。2014年のヨコハマトリエンナーレでは、自らがデザインし輸入したステージトレーラーで公演を行いました。

この二人による街を展示室にした作品を思う存分堪能したいものですね。

個人的にはシュナイダーさんの作品に興味津々です。(笑)

グレゴール・シュナイダー《消えた現実》

お近くにいらっしゃった際は立ち寄ってみてはいかが?

http://trans-kobe.jp