こんにちは。S&Tの上村です。昨日無事にあるほなつきの展示が終わりました。全体の作品は昨日初めて見ましたが、思った以上に素晴らしい出来だと私は思います。一人でも多くの方にご覧いただければと思います。本日から11月14日(日)までの開催です。スケジュールの詳細はY&ギャラリーのHPにてご覧下さい。

https://www.yandgallery.com

さて、つい先日納品したお客様からまたまた嬉しい画像が送られてきていました。それがこちら。もちろんお客様の許可はとってあります。

お客様のオフィス

後ろの壁の色と非常にマッチしていて初めからここに予定していたかのようですね。😀

お客様のオフィスですが、実はこの場所階段の踊り場(?)の壁面で結構上の方に飾られています。この階段を登るとお客様のオフィスのエントランスがあります。非常にかっこいい。

内装などを手がけるこちらの会社ですが、こんな階段を登ってお仕事の相談に行くお客様は、きっとエントランスに着く頃には仕事を依頼しようと決めていることでしょう。(笑)

そのぐらい映える作品を納品できて私も嬉しいです。これもご縁ですね。

これを見てご自分の会社にも合う本物のアートが欲しいという方はぜひご相談下さいね。

あっ!間違っても赤い富士山はオススメしませんのでご安心ください。😅

本物の素晴らしいアートを身近にぜひおいてみて下さい。アートが必要不可欠なものだと感じるはずです。仕事の効率も上がりますよ!

S&Tではそんなご相談も承ります。

というわけで本日の1品です。本日もあるほなつきの個展からご覧頂きます。

alfonatski 2021 #10, alfonatski
Archival pigment print, Overprint Japanese traditional paper
 80.3 × 116.7 cm

これも非常に良かった。画像ではその良さは十分には伝わらないのでぜひ個展に足を運んでご覧下さい。お待ちしております。あらかじめお声かけて頂ければ私もお供しますよ。

【alfonatski】
Profile
2015年より、二人展を軸に表現活動を開始。2017年にるーつ企画(出版・製本・工房)をたちあげ、自作絵本を通した表現活動にシフト。2019年より「honnan books シリーズ」を開始。約13cm x 11cmの小型の本の中であらたな活動を展開しています。あれもこれも係の「あるほ」と、あーだこーだ係の「なつき」という分担以外は特にありません。

Artist Statement
情報の伝達が容易になり、価値観や文化の多様性が身近になったいま、「言葉に縛られる」ことは、かえって共感をさまたげる時代になっているのではないか。

あるほなつき(alfonatski ≠ Alfo + Natski ) は、あるほ(Alfo) と、なつき(Natski ) のユニットとして2015年から表現活動を続けてきた。それはお互いの能力を補う為に歩み始めたと思えるのだが、二人で作品を作るということは、様々な困難が生じる。特に絵本の製作においては、「言葉」の解釈の違いが大きな壁になる。それぞれの育ってきた環境も異なるし、イントネーションの違いや、行間の読み取り方も違うのだ。それを多くの人へ共感をともなって伝えようとする事は容易ではなかった。それでもお互い妥協せず、一つの結果を出す為に、答えが出るまで議論し、お互いが納得できる「言葉」を探し出してきた。「共通の目標」があるならば、そのために努力をし、知恵を絞る。結果的には「妥協しなくても何とかなる知恵を思いつける」という実感はあったが、世間一般との意思疎通を図ることが極めて困難であるということも同時に感じた。他者との関係性に於いて「共通の目標」が定まらない中でも、「お互いを尊重して相互に関心を持つ」ことによってその困難は乗り越えられるのではないか。共感するための手段として「記号」は、存在し役割を果たしてきた。「記号」に関する解釈はsophisticateされたものになっていった。しかし「情報の伝達が容易になり、価値観や文化の多様性が身近になったいま、「言葉に縛られる」ことは、かえって共感をさまたげる時代になっているのではないか」と、感じるのだ。このプロジェクトは絵本を作ってきた過程の中で、絵と写真の組み合わせについては、あまり大きな壁を感じることはなかったことがヒントになった。言葉に縛られることなく、ゆるやかな「記号」を用いたやりとりを通して、「共感による、あるいは、よらない」、他者とのコミュニケーションの取り方の、ひとつのかたちである。         ーあるほなつき