ちょっと昔話。

こんにちは。S&Tの上村です。ZOZOの前澤社長が4日、彼所有の現代アートのコレクションを、16日に開催されるサザビーズのオークションに出品することをツイッターで発表しましたね。その中の一つにエド・ルシェ「BONES　IN　MOTION」がありました。早速チェックしましたが、予想落札価格が日本円にして約２億２千万円から３億３千万円でした。いくらで落札されるのか楽しみですね＼(^o^)／

ちなみにもう一つ発表されているウォーホルのフラワーズは予想落札価格約１億6千万円から２億２千万円でしたよ。どちらもすごいですね。

ルシェといえば、私がアートディーラーになったおよそ30年前に当時勤めていたギャラリーで展示会をやったことがあることを思い出しました。

現在は写真作品のイメージが強いルシェですが、当時は絵画に文字を入れ込んだとても斬新な作品が印象的でした。当時から人気は高く、かなり高額で販売されていました。私も欲しかったのですが、当時のお給料ではとても手が出ませんでした(⌒-⌒; )

その企画展の時にご来店された、元アイドルのKさん。今はテレビで見ることもほとんどありませんが、当時はまだそこそこ人気もあった方です。テレビで見る印象とは違いとてもきちんとした挨拶や態度にとても好感が持てる方でした。大抵の芸能人の方はテレビとはだいぶ違いますね。（笑）

彼女はふらりと付き人の方とご来店されました。一通りルシェの作品を見ると付き人の方に『あなたもこういうのを見て勉強しないとダメよ。』などと言っている姿がとても印象的でした。そして、その中の１点をご購入されたのを覚えています。そのお値段は当時で確か800万円だったと思います。まだ消費税も３％の時代だったと思います。今思えばとても良いお買い物をされたと思います。

今回の前澤社長の発表を聞いて、そのルシェは今どうしたのかふと気になってしまいました。

おそらくその作品の価格もかなり上がっているでしょう。こんな風にきちんとした作品を選ぶと、のちにもの凄く値が上がるため投資としても現代美術は魅力があるのでしょうね。

そんな昔話もしながら現代アートの魅力について色々お話ししてみませんか？ご連絡いただければいつでもお相手しますのでお気軽にご連絡くださいね。