こんにちは。S&Tの上村です。またまた荷物が遅れており今週楽しみにしていた方には申し訳なく思っています。最近なんだか遅れるのが当たり前になっているような気が・・・。😅

先日からの体調不良は完全に回復したのですが、色々なところに支障が。急いで通常の状態に戻していきますね。たくさんの方にご迷惑おかけしておりますがもうしばらくお待ち下さい。🙇‍♂️

そんな感じの最近ですが、昨日久々に海外のオークションに参加していました。買うつもりは全くなかったのですが、ちょっと良さげなものあったので1点仕入れました。これが安い。気に入ったら衝動買いした方が良いレベルです。(笑)

こちらも近日中にお披露目できると思いますので楽しみにしていて下さいね。

さて、現在世田谷美術館で行われている「アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話」はご覧になった方いらっしゃいますか?

アイノとアルヴァは名前は知らなくてもおそらく誰もが一度は目にしたことがあるであろう花器や器をデザインした二人です。

《サヴォイ・ベース》 アルヴァ・アールト
《Bolgeblick(ボルゲブリック)》 アイノ・アアルト

画像を見て『あっ!』と思った方も多いかもしれませんね。「イッタラ(iittala)」と言ったら皆さんわかるかもしれませんね。

その夫妻の歩みに焦点を当てたのが今回の展示となっています。

その中で彼らのデザインへの姿勢がよく分かる初期のコンペ作品「パイミオのサナトリウム」があります。

パイミオのサナトリウム
病室の消音設計された洗面器の解説図/パイミオのサナトリウム / Alvar Aalto Foundation

消音を考えた洗面台、ベッドから見える景色や照明の角度、無味乾燥になりがちな施設の色遣いに至るまで、まさにその場所で過ごす人々の日常を想像した建築デザインとなっているんです。シックな北欧デザインチェアとして有名なパイミオチェアも、患者が呼吸しやすい角度に設計されているんだそうですよ。

素晴らしい!

そう考えるとデザインだけではないことがよくわかります。見方もかわっちゃいますね。\(^o^)/

パイミオチェア / アルヴァ・アールト

まさにこのコロナ禍に必要な発想ですよね。

世田谷美術館では、2020年夏に一風変わった展示が行われました。コロナ禍により数々の展示会が中止になったことを真摯に受け止め、この空間自体の価値を「作品のない展示室」と称して、何も展示をせずに無料開放しました。

非常に面白い試みもサラッとやっていますので、皆さんもぜひ足をお運び下さい。詳しくはこちら。

https://www.setagayaartmuseum.or.jp