こんにちは。S&Tの上村です。最近、海外のかなりでかいギャラリーのCEOに『そろそろ日本のアーティストの作品見てみるか?』と話してみたら意外にも『見たことないものは是非見たい。たくさん紹介してくれ。てつや!』と。これが海外のアート界の懐の深さだなと感じた瞬間でした。

もしこれが日本のギャラリーだったらどうなるかは私は知っています。だ〜れも知らない私が、だーれも知らない作家を紹介したいと言ったら、おそらく日本のギャラリーの方は無視することでしょう。(笑)

この権威主義的で閉鎖的な日本のアート業界はあまり好きではありません。こういうことを言うと怒られますが。だからアートは敷居が高いとおっしゃるお客さんがいまだに多いんです。

海外の本当にすごいギャラリーなんかはもっとオープンですよ。こんなちっぽけな私の話をまともに取り合ってくれるし、どんな小さな取引も嫌がらずやってくれます。そして、有名、無名に関わらずしっかりとその作品を見てくれるんです。いつも思うのは海外のそういう一流のギャラリーのCEOは本当にアートが大好きなような印象を受けます。対照的に日本のギャラリーは時々本当にアートが好きなのかなぁと首を捻ってしまう方もお見かけします。アートフェアに行くと如実に分かりますよね。

私はいつも汚い格好で日本のアートフェアとか行っちゃいますが、そうすると全く話しかけられないですもんね。(笑)

だからS&Tでは海外のお取引が多いんでしょうね。(⌒-⌒; )

日本のアート業界の体質を変えることは私にはできないので、私は私で独自の路線でやっていこうと思っています。ありがたいことにお客様もそんな私を面白がってくれる方が多いのでなんとかやっていけています。

昨日も海外から私の紹介する作家の作品をもっと見たいと連絡ありました。近いうちにアートショップ からも海外に羽ばたく若いアーティストが出てくるかも。

楽しみです。\(^o^)/