こんにちは。S&Tの上村です。みなさん、『シュヴァルの理想宮』ってご存知ですか?

これは、郵便配達員のジョセフ=フェルディナン・シュヴァル(1836~1924)が、たった一人で石を拾い集め、すべて手作業で築き上げたフランス南東部の村に存在する宮殿です。1879~1912年までの33年間、 9万3000時間を費やし完成したんだそうです。

ものすごい労力ですよね。何か執念めいたものを感じます。実はこれ、愛娘のためおとぎの国の宮殿を手作りするというシュバルの想いから実現したんだそうです。それにしてもすごい!

アンドレ・ブルトンを筆頭にシュルレアリスムの作家らに見出され、素朴派唯一の建築として高い評価を受け、1965年には仏政府の重要建造物に指定されました。

この誕生秘話を映画にしたものが今年の12月13日に公開されるそうです。

ピカソも絶賛したこのシュバルの理想宮面白そうですよね。映画とともに実物も見にいきたいものですね。

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』予告編