こんにちは。S&Tの上村です。皆さん、アーティストを直接・気軽にサポートできるアプリ「ArtSticker」(アートスティッカー)はご存知ですか?

このアプリは現状でのアートにまつわる収益が、売買か入場料に限られている収益構造の問題に挑んだアプリです。開発した会社によると、もし一人一人が好きな作品に直接お金を投じることができればアーティストは何ものにもとらわれず作品をつくれるようになるといい、作品を好きになったファンにとっても、直接支援をおくることでそのアート作品への興味・関心を気軽に残すことができるようになるといいます。

ArtStickerアプリには、国内外を問わず様々なジャンルのアートワークが掲載されており、作品をより深く知るための情報がくわしく紹介されます。また、アーティストへの直接サポートとして、金額に応じた色の「スティッカー」をアート作品に貼ることができます。それによって名前が作品にクレジットされ、映画のエンドロールのように作品情報の下に名前が残すことができます。さらに、スティッカーをおくった作品にはレビューが書けるようになり、それについたコメントなどを見ることによって作品の見かたが深まることがあるかもしれないといいます。

なお、スティッカーのお金は、アーティストの作品写真をアプリ上で利用する対価、ArtStickerを運営するThe Chain Museumの手数料、作品にかかわるプロジェクト主催者等への寄附の合計額だそうです。また、その手数料はArtStickerの活動費として、様々なアーティストとの共同プロジェクトに役立てていくとしています。

登録されている写真が低画質でニュアンスがつかめない、解説文が短くて作品の根幹となるストーリーを伺いしれないなどの問題はあるにせよ、新しいアーティストの支援の形としては非常に可能性を感じます。

皆さんもぜひ見てみて下さい。

なお現在はiOSデバイスのみ提供されています。