こんにちは。S&Tの上村です。みなさんご存知のことと思いますが、先日「黄金のトイレ」が盗まれたというニュースがありました。

概要はこうです。英オックスフォード近郊にあるチャーチル元首相の生家、ブレナム宮殿で14日早朝、美術展の一環として設置された「黄金のトイレ」が何者かに盗まれました。警察によると、14日午前4時50分ごろ、正体不明の集団が少なくとも2台の車を使って盗み出したとみられるそうです。この件に関連して66歳の男が拘束されたものの、便器はまだ見つかっていないといいます。実際に使える便器として床下の配管につながれていたため、周りが大きく損傷し、水があふれ出すなどの被害があったそうです。

美術館側は開催前『直前に誰が使ったかもわからない便器を誰が盗むんだ!』と盗難の可能性を打ち消していたんだそうです。(⌒-⌒; )

盗まれたという話題ばかりでしたが、この便器面白いんですよ。

この18金の便器の作者はイタリアの彫刻家マウリツィオ・カッテラン。時価500万ドル(約5億4000万円)以上です。そして、何よりも面白いのがそのタイトル。『アメリカ』って言うんです。(笑)

2016年以降、グッゲンハイム美術館に設置されていました。この作品は米国社会の格差などを風刺した作品とされています。ホワイトハウスが昨年、同美術館からゴッホの絵画を借りようとしたのに対し、美術館側は代わりにこの便器を貸し出すと答えて話題を呼んだんです。

美術館側の『そんな汚いもの誰が盗むんだ。』と言う発言は泥棒に通じるわけもなくまさに格差そのもののようで面白いですね。不謹慎ですが。

ま、もう見つからないような気がしますけど・・・(^^;;