こんにちは。S&Tの上村です。そう言えば、Time誌の2021年の「今年の人」にテスラとスペースXの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が選ばれているのは皆さんご存知ですよね。ま、当然と言えば当然のような気がします。

タイム誌の表紙を飾るイーロン・マスク氏

Time誌の編集長は選出の理由をこう述べています。

「今年の人とは影響力の指標だ。マスク氏を上回るほどの影響力を地球上の生活に与えている人はほとんどいない。地球外の生活に関してもそうかもしれない。2021年、マスク氏は世界一の富豪に躍り出ただけでなく、おそらく我々の社会における巨大な転換の最たる事例を体現する存在でもあった。」

いや〜。すごいですね。😲

このTime誌の「今年の人」は1927年から選出しています。その後個人のみならず当該の年に最も影響力のあった団体や運動、考え方も選考対象となってきました。負の影響を考慮する場合もあるため、選出が必ずしも名誉とみなされるとは限りません。

例えばこんな人も。

1938年にはアドルフ・ヒトラーがその年の人物に選ばれています!!!!!

知ってました?

というわけで本日の1品です。

TIME, June 14, 1954 / Matthew Day Jackson
2013年
Silkscreen on Corten steel panel, scorched wood, rusted
88.9 x 68.6 x 3.8 cm

せっかくTime誌の話題だったのでS&Tでもお馴染みのMatthew Day Jacksonの作品から選んでみました。🤗

Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。

彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。

彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。

もちろん彼の作品のお問い合わせはS&Tまで。