こんにちは、S&Tの上村です。昨日、久々のお客様に企画展やら何やらのご案内をしている時の一コマ。

お客様『仕事を辞めたので今は大人しくしているんです。作品を見ると欲しくなっちゃうから怖いんですよ。』

私『見に来るだけで大丈夫ですよ。欲しくなる気持ちはわかりますが。』

お客様『こわい!けど見たい(笑)』

思わず笑っちゃいました。🤣

S&Tのお客様こういう方が多いんです。

欲しくなるということはS&Tでお取り扱いしている作品は魅力的だということですもんね。最高の褒め言葉です。😆

もちろんお仕事ですから売れればそれに越したことはありません。それでも、私としては気軽に遊びに来て良い作品を見てもらいたいのですが…。

それぞれの状況があるので無理にとは言いませんが遠慮なく皆さん遊びに来て下さいね。どこぞの画廊とは違うので敷居はとんでもなく低いのでご安心下さい。(笑)

こんな会話をしていると、以前にもブログでご紹介した帰り際に『来なきゃよかった💢 欲しくなっちゃうじゃん💢』と言ったお客様思い出しました。😅

その方は今も悪態つきながらチョイチョイいらっしゃいます。(笑)

さて、久々に私が行きたいなと思う展示のご紹介。

21日から台北市立美術館で始まっているオラファー・エリアソンの『Your curious journey』です。

オラファー・エリアソンの台湾初となる大規模個展だそうで、彼の約30年にわたる創作活動を一望できる機会になっているんだそうです。

美術館側もかなりの力の入れようで副館長はこう述べています。

『本展はアジア太平洋地域の美術館同士の協力における大きな節目であり、台湾と世界をつなぐ架け橋でもあります』

彼はインタビューの中でこう答えていました。面白いもの抜粋しますね。

「私は最近、『驚かない驚きをどう作れるか』に興味を持ち始めています。もし何か良いアイデアがあればぜひ教えてください。ベルリンのギャラリーneugerriemschneider(ノイグロームシュナイダー)でやった展覧会は『日々の驚き』がテーマでした。見に来た人が、事前に新聞や誰かの話で何かを期待して来場しても、実際に体験することはその期待と違う。それが私の作品で大切にしていることです」

「私は、人が期待を持ってやって来て、でも実際に起こることがその期待と違う、そのズレが生まれる瞬間が好きです。氷を素材にすることもありましたが、氷はいつも驚きがあります。この展覧会には氷は出てきません。でも氷を見たとき、ただの氷だと思っても、触れた瞬間、冷たさに改めて驚かされることがありますよね。知識からではなく、感覚から生まれる驚き。それこそが大事だと思っています。私のスタジオでも、知ることと体験することはまったく別のことだということをよく話します。知識と体験を自分の人生の中で結びつけることができたとき、健康的な意味での成長があると信じています」

この辺に彼の根底にある考えが見え隠れしていると思われる良いインタビューでした。

益々見たくなっちゃいましたね。

会期は9月21日まで。

https://www.tfam.museum/Exhibition/Exhibition_Special.aspx?ddlLang=en-us&id=789

台湾行きたいですね〜〜〜〜〜。台湾は美味しいものもたくさんありますしね。

美術好きの食いしん坊の私は強く惹かれています。😍

そう言えばだいぶ前のブログでオラファー・エリアソンの本『Studio Olafur Eliasson The Kitchen』ご紹介しましたが、これも良いですよ。皆さん読みました?

Studio Olafur Eliasson The Kitchen

「この本は、ベルリンにあるオラファー・エリアソンの
スタジオ内のキッチンで毎日行われている料理の営みの忠実な記録である。
オラファーは私たちに、ゆったり生きようと呼びかけている。
そして自分の感覚を取り戻すことを、促しているように私には感じられるのだ」 
(アリス・ウォータース,「シェ・パニーズ」オーナーシェフの寄稿より)

これこそまさに芸術ですね。

オラファー・エリアソン、私の好きな作家の1人です。

皆さんも台湾行かれる時は立ち寄ってみてはいかが?

それでは皆さん本日も良い1日を。