こんにちは、S&Tの上村です。夜中何かが鼻から滴るのを感じ目が覚めると鼻血が!!!!
久々の鼻血でビックリしましたが、あまりの暑さで噴き出たんでしょうかね?
あまり年寄りの鼻血は良くないと聞くので気をつけます。⚠️
昨日は身内の食事会で久々に腕によりをかけてもてなしました。当然あちこちに絵もかけてあるので見てもらいながらの贅沢な食事です。
しかし、その反応があまりにもベタすぎました。
気にはなっていたのでしょう。だいぶ時間が経ってから『これいくら?』と価格を聞いてきたので『〇〇万円だよ』と答えると即座に『高っ!』という返事。😅
身内だからこそこれまであまり作品を見せたりする機会はなかったのですがそれにしても…。
決して高くはない作品を見てこの感想ですからね。でも、身内だからこそ出た正直な感想なんでしょう。
これが初めて会ったお客様なら心の中で思っているだけなんでしょうね。
きちんと美術作品の価値を理解していれば決してこんな感想は出ないはずなんですが。(むしろ真逆の感想が出るはずです)💦
まだまだ啓蒙活動頑張らないとと思った昨日でした。
3歩進んで2歩下がるなんていう言葉がありましたが、まさにそんな気分でした。😓
こんな出来事があって『くま美術史』っていうブログの存在を思い出し、彼はどうしているのかなと久々に覗いてみると5年前から更新が止まっていました😅
時間の流れを感じましたが、彼のブログが面白いので読んだことがない方は一度読んでみて下さい。笑いのセンスも中々ですよ(笑)
https://kuma-bijutsu.hatenadiary.jp
美術に嫌気がさしちゃったのか、死んじゃったのか、全く知らない人ながらちょっと心配になっちゃいました。
私は嫌気がささないように死ぬまで頑張りますね。
と言いながら鼻に栓をしてブログ書いていると説得力ないなと自分でも思います。😅
というわけで本日の1品です。

Oil and acrylic on linen with collaged and silkscreened elements
235 x 225 cm
S&Tではもうおお馴染みですねMandy El-Sayeghの作品から。
「邪眼」、ヒンドゥー教の神々、中国の祖先崇拝で燃やされるお香(ジョス)といったイメージは、仏頭、古代エジプトの工芸品、ペルシャの織物などが展示されていたことで知られるフロイトの診察室を想起させます。
Mandy El-Sayeghは1985年マレーシア生まれのアーティストです。現在はロンドンを拠点に活動しています。
彼女は物質と言語の探求に根ざした、プロセス重視の作品を制作しています。緻密なレイヤーを持つペインティング、彫刻、インスタレーション、ダイアグラム、サウンド&ビデオなど、幅広いメディアを駆使して、身体的、言語的、政治的な秩序システムの形成と崩壊を探求しています。
彼女が特に興味を持っているのは、「部分と全体」の関係を探求することで、重要でありながら未計画なものが、さまざまな小さな相互作用や反復によって出現し、成立していく様子です。彼女は、バラバラの断片、テキスト、どこからか探してきた画像をコラージュし、有機物を模したラテックス、ゴム、粘土のような素材と重ねることで、これを物理的に示しています。手描きのグリッドや幾何学的な型など、単純で反復的なパターンを通して、意識的に意図されたり予期されたりすることのない形式的で物語的な合成を引き起こしています。
彼女は私たちの思い込みや、一般的に疑問視されることのないシステムに対する理解に疑問を投げかけます。
彼女はこう言っています。
『私は工芸品は民族誌的な証拠としてではなく、持ち運び可能なエコロジーとして、移動し、旅をし、文化的な均質性ではなく、文化的な混交性に貢献するという考え方に興味がある。これらの要素はすべて、私たちがどのように歴史を読み、どのように現在を消費するかを常に塗り替えているのです』と。
百聞は一見に如かず。やっぱり彼女の作品も実物を見ないとわかりませんね。😅
ご興味ある方は遠慮なくお問い合わせ下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。