こんにちは、S&Tの上村です。昨日は暑かったですね🥵

近年は寒暖差も激しくコタツもなんなら6月まで必要だねなんて話をしながらの車中での会話。

のぼりがたくさん出ている文字を読んで
私『あっ!スズキの日だって!』

嫁『そうだね。』

私『新しい魚屋さんできたのかな?寄ってく?』

嫁『…』

私『シカト?』

嫁『…』

お店の前を通って
私『車屋?スズキって車の?』🫣

嫁 爆笑

私 『やらかした。天然だった。』

嫁 『私は知ってた。』(笑)

私 『早く言ってよ。』(笑)

2人 爆笑

ちょっと恥ずかしい間違いでした。😅

何気ない平和な日常の一コマの出来事でした。(笑)

ちょっと恥ずかしいですがクスッと笑っちゃいますよね。ちょっと自虐ですが笑って下さい。

皆さんもこんな間違いありませんか?

というわけで本日の1品は現在展示中の作品から。

Toscanini…The Last Performance, 2008 / Idris Khan
Photolithograph
80.6 × 59.1 cm
edition of 60 and ex.

もう皆さんご存知のイドリス・カーンの作品から。ピンボケの画像ではありませんよ。こんな作品です。ただ、やっぱり実物を見ないとよく分かりませんね。😅

作品のタイトルはトスカニーニの伝説的な最後の公開生放送、1954年4月4日カーネギーホールでのワーグナー演奏会のライヴ録音に因んだもの。

これは「タンホイザー」の「バッカナール」の中途で、暗譜で指揮するトスカニーニが一時的に記憶を失い、演奏が止まってしまったといういわくつきの演奏会です。

私が生まれる前の出来事ですが、当時の様子を想像しながら、また、その演奏を聴きながらの鑑賞はなんだか特別なもののように思えます。

目の前にそのシーンが現れるようなそんな作品ですね。

イドリス・カーンはMusic シリーズとして音符を素材に作品を多数制作していますがこの作品はそのシリーズの一つとなります。

ロンドンを拠点とするアーティスト、イドリス・カーンは1978年にイギリスで生まれました。2004年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで優秀な成績で修士号を取得して以来、ミニマルでありながら感情に訴える写真、ビデオ、彫刻で国際的に高い評価を受けており、間違いなく同世代の最もエキサイティングなイギリス人アーティストの一人です。

文学、歴史、芸術、音楽、宗教など、さまざまな文化的ソースを活用しながら、カーンは抽象と具象の間の空間に生息し、歴史、累積的な経験、そして時間が一瞬に崩壊するという形而上学的テーマを語る、濃密に重層化されたイメージを含む独自の物語を展開してきました。

カーンの考え方は写真よりも絵画的ですが、作品の制作には写真製版の複製ツールをよく使用します。二次資料(楽譜、コーランのページ、後期カラヴァッジョの絵画の複製)を撮影またはスキャンし、デジタルでスキャンのレイヤーを積み重ねます。これにより、コントラスト、明るさ、不透明度の微妙な変化を細かく制御できます。結果として得られる画像は、表面が驚くほど光学的な強度を持つ大規模なCプリントであることがよくあります。

カーンの作品は、彫刻や絵画にまで広がりました。彫刻作品では、鋼板、立方体、水平の石板などの素材を使用し、楽譜や祈りのテンプレートで表面をサンドブラストして、文化的、視覚的、映画的、時間的な記憶が密集した共感覚的な全体に融合する方法についての研究を続けています。

彼の作品は、イギリスのロンドンにあるサーチ・コレクション、サンフランシスコ近代美術館、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館、イスラエルのテルアビブ美術館、オーストラリアのシドニーにあるニューサウスウェールズ州立美術館、フィラデルフィア美術館、サンフランシスコのデ・ヤング美術館、フランスのパリにあるジョルジュ・ポンピドゥー・センターなど、世界中の多くの機関の永久コレクションに収蔵されています。

5月6日のブログでも書いているのでそちらもご覧くださいね。🤗

こちらの作品はまだご覧いただけますのでご興味ある方は遠慮なくお申し付け下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。