こんにちは。S&Tの上村です。昨日はゴールデンウィーク前という事もあり、割と静かな日曜日でした。程よい感じでお客様と触れ合う事もでき、お客さんも十分楽しんでいただけたと思います。😀

初めての方は皆さん警戒して固い感じですが、だんだん打ち解けていくと皆さん驚き楽しそうにしていらっしゃいました。私は何よりそれが嬉しいですね。

ま、変なおじさんいたら警戒しますよね。私もお客さんなら警戒して嫌な感じを出すと思います。(笑)

よく聞かれるのが『売れているんですか?』とどストレートな質問。😅

私と会ったことがある方ならお分かりかと思いますが、仕事感0で本当に仕事しているんだろうかという感じですもんね。人によっては食えているのかご心配するのももっともだと思います。

おかげさまでコアなお客さんに支えられ何とかやっています。(笑)

そんな時に私が思い出すのはこの言葉

 “I think a good dealer is also a collector.”

—Rosa Esman

伝説のアートディーラーの言葉ですが私の好きな言葉です。

ディーラーさんやギャラリーの方が私のイベントにいらっしゃる事もありますが、日本ではお金のことしか考えていない方も結構お見かけします。本当にこの人はアートが好きなんだろうかと思っちゃう人と話をしているとテンションがだんだん下がってきます。

そんな人から買っちゃうと後でとんでもない目に合うのは明白なんですが、そういう人に限って営業だけ上手な方がいて騙されちゃう人たくさんいるんですよね。そして、その方から買った人がアートは胡散臭いと周りに言いふらすわけです。

本当に迷惑な話です。

私は単純にアートが好きで皆さんにも本当のアートに触れて欲しいと思っているわけです。もちろん仕事ですから買ってもらえればなお嬉しいですが、皆さんが納得する作品を持って欲しいなと思い、様々な作品をご用意しているんですね。

私が良いディーラーかどうか判断するのは皆さんなので自分ではなんとも言えませんが、アートが大好きで公私混同していることは間違いないです。(笑)

これからも皆さんには本物のアートに触れてもらえるよう努力していきたいなと思います。

皆さんも買うところ選んでくださいね。(笑)

というわけで本日の1品です。昨日もお客さんを虜にしていたS&Tでもオススメのローズ・ワイリーの作品から。

Christmas Fairy, 2008 / Rose Wylie
Oil on canvas 
182.88 x 165.1 cm

だいぶS&Tのお客様にも浸透してきました。最初は皆さんびっくりするものの徐々にその作品の魅力に取り憑かれていく様子が見ていると分かります。S&Tでも先日入荷した作品は完売しておりますが、実はこれどうせ売れないだろうと思って私が飾って楽しもうと思ってたんですよね。😅

エディション版が1点だけ入荷しておりますのでご覧になりたい方は連絡くださいね。喜んでお見せしますが欲しくなっても知りません。(笑)

売るのが躊躇われるほど私も彼女の作品に取り憑かれているファンの一人です。

Rose Wylieは1934年イギリス生まれの画家です。ワイリーは、美術史や映画、漫画、カルト的なセレブリティなど、さまざまな視覚的ソースを用いて、大規模かつ広範に描かれたキャンバスを制作しています。創作過程における自発性を重視する彼女は、しばしばキャンバスの完成した部分にペイントやコラージュを施し、望ましい効果を追求します。このようなアプローチは、スケールのダイナミックな変化と多様な表面のテクスチャーを生み出しています。

ローズのペインティングも魅力的ですが、ドローイングもまた非常に魅力的です。

何かと年齢が話題となる彼女ですが、アーティストにとってそれは全く重要じゃないということを改めて思い出させてくれるアーティストです。

天真爛漫という言葉がぴったりの彼女の作品は非常に魅力的です。

そして今年89歳になる彼女は現在もあちこちで精力的に活躍中です。

一度手に入れたら手放したくなくなるそんな彼女の作品が入手できるのは今のうちかもしれません。それでも入手は中々に大変ですが。😅

オススメです。

お問い合わせはS&Tまで。

それでは皆さん本日も良い1日を。