こんにちは。S&Tの上村です。9月もあっという間に終わりそうです。10月はアートショップ特別編『あぎ。ふたたび。2021』やあるほなつきの初個展がY&ギャラリーにて開催されたりと目白押しです。私も今から楽しみです。

Y&ギャラリーでは現在山口英夫さんの個展『織の記憶- Flowers 2021』が開催中ですのでぜひ足をお運び下さいね。\(^o^)/

不定期のお休みとなるようですので、予めご予約いただいた方が良いかもしれません。私と一緒に行きたいという方はお声がけください。私の方で予約取っておきますよ。詳しくはこちらから。

https://www.yandgallery.com

さて、10月はそのほかにもたくさんの企画展やイベントがあります。その中の一つに青森県立美術館で開催される企画展「東日本大震災10年 あかし testaments」です。

東日本大震災から今年で10年。いわゆる「復興」が進んでいる一方で、いまだに約4万人もの人びとが避難生活を強いられています。この事は、震災が今もなお続いていることを示しています。しかし、残念ながら時間の経過とともに人々の記憶から薄れていることもまた事実です。

この企画展は、過去の負の出来事に目を向けてきた4人のアーティストによるグループ展です。「見えなくなったもの」の映像表現を追求してきた北島敬三、コ・スンウク、豊島重之、山城知佳子らの作品を通して、時間とともに薄れゆく震災の記憶をいかに継承してゆくかを考えるものだそうです。

また、そういうコンセプトだけでなくそれぞれのアーティストの作品が素晴らしい。それも私が行きたい理由の一つです。

北島敬三「UNTITLED RECORDS」より≪青森県外ヶ浜町≫
2011年
顔料印刷
©KITAJIMA KEIZO
山城知佳子《あなたの声は私の喉を通った》ビデオ(2009)
©Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
コ・スンウク≪石の蝋燭 7≫デジタル写真(2010)
©Koh Seung Wook
豊島重之主宰モレキュラーシアター公演《Legend of Ho》(2000) 
舞踏家・中嶋夏(左)と豊島重之(右)
photo: Toru Yoshida

こちらは10月9日(土)からだそうです。足を運んでみてはいかが?

http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/20211009/

こういう素晴らしい企画が開催されるたびに、同じ東北でどうして山形はこんなんなんだろうと考えさせられます。😅

というわけで本日の1品です。ちょっと面白い新人(?)のアーティストがいたのでご紹介しますね。


Origins, In Swimming Pool, 2014- 2017 / Mária Švarbová
archival pigment print
Signed, and editioned in ink recto
signed, titled, dated, and editioned in pencil verso

Mária Švarbová は1988年スロヴァキア生まれのアーティストです。彼女はハッセルブラッドマスターズアワードなどいくつかの権威ある賞を受賞していて、2010年以降国際的な評価を獲得し続けています。2019年にはAppleは彼女にiPhoneで撮影した独占的な写真シリーズの作成を依頼しました。

独特の視点の彼女の写真は面白い!!!

おすすめです。お問い合わせはS&Tまで。