こんにちは。S&Tの上村です。本日から7月ですね。昨日お知らせした緊急企画『S&T気まぐれキャンペーン』も本日より開始です。なくなり次第終了となりますので狙っていた作品ある方はお早めに。(笑)

先日お客様からこんな質問がありました。『私が死んだら作品はどうなっちゃうんでしょうね。』と。これはコレクターの皆さんが誰しも一度は考えたことがあることなんじゃないでしょうか?

そんな皆さんも驚くべきニュースがつい先日もありました。

それがこちら。

「読書する哲学者」/ ジャン・オノレ・フラゴナール

この作品は同じ一族によって数世代にわたって保管されていたといいます。

この縦45.8センチ、横57センチの絵は、ほこりに覆われた状態で壁の高い位置にかけられていたんだそうです。

この度遺産鑑定での依頼で発見されました。鑑定人はこの絵を見た時に単純に「美しい絵だと思った」んだそうです。詳しく調べてみた結果、フラゴナールの作品と判明。そして競売にかけられました。

そのお値段なんと768万ユーロ(約10億円)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いつものことですが驚きますよね。

何世代も受け継がれてきたのでおそらく入手の経緯やその作品の価値をわかっている人はもういなかったんでしょうね。

しかし、『もし所有者が遺産鑑定をしていなかったら?』『もし鑑定人の目に留まらなかったら?』と考えるとゾッとしますね。

前述のお客様の質問の話に戻りますが、私はお客様には『亡くなった後はご家族の問題になりますが、少なくとも価値のわかるところに販売するように絵の箱などに書いておくことをおススメします。』とお答えしています。

じゃないと、作品にとってもご家族にとっても損でしかないですよね。それが何世代も経っているとこんなことが起こるかもしれないので。^^;

皆さんもコレクションをどうするか、ご自分が亡くなった後のこともたまには考えてみて下さい。