こんにちは。S&Tの上村です。昨日撮りためていた海外ドラマを見ていました。その中のとあるドラマを見ていると若者が夢を追いそれを実現していくという至って単純なドラマだったのですが、何故か号泣。歳をとって涙腺ゆるゆるです。(笑)

さて、最近何かの記事を読んでいて非常に違和感を持った出来事がありました。その記事によるとかつてアート市場で存在感を示していたのは日本だったというのです!!!

私はそれを読んで即座に『いつ?』と首を傾げちゃいました。

確かにバブルの時期にゴッホなど買い漁ったりしていたかもしれませんね。(笑)

しかし、それは金に物を言わせてよくわかっていないのにアートを買い漁っていただけで存在感を示していたとは言わないでしょう。世界では日本人は金を持っているからいいカモだとくらいにしか見られていなかったことをこの記事を書いた方はわかっているんでしょうか?(あくまで私見です。)

仮にも記者ならこういうことをきちんと知った上で記事を書いて欲しかった。じゃないとまた誤った解釈を生んでしまうので、日本のアート市場がまた変な方向へ向かってしまっちゃうなと心配しちゃいました。😅

確かに昔に比べればきちんと理解している方も増えてきたように感じます。しかし、やはりアート市場において日本はまだまだ発展途上の国でしかないと私は感じます。

1人でも多くの方に興味を持ってもらえるようにまだまだ頑張らねばとまた新たに決意しちゃいました。そして、本物のアートを伝え続けようとも。昨日見た海外ドラマのように青臭い夢をまた持っちゃいましたが、いくつになっても夢は持ち続けたいなと思います。

賛否両論あるかと思いますが、今日はいつになく熱くなっちゃいました。ドラマのせいですかね。(笑)

というわけで本日の1品です。

Bateau des poètes, 2020 / VALERIE FAVRE
Tempera, pastell, collage on canvas
170 x 130 cm 

VALERIE FAVREの最新のシリーズ「Bateaudespoètes」です。2020年末にハノーバーのシュプレンゲル美術館で初めて発表されています。 この作品は、詩人、思想家、作家のゲオルク・トラクル、チェーザレ・パヴェーゼ、アナ・メンディエタ、スティグ・ダーゲルマン、ヴァージニア・ウルフ、ベアトリス・ヘイスティングソンが星空の夜にボートを浮かべている様子を描いたものです。

VALERIE FAVREはブログでも何回かご紹介しましたね。おそらくほぼ日本では見ることができません。S&Tには小さい作品が1点ありますがぜひご覧いただければと思います。